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三味線
三刀流
地歌・上方唄
松浪 千静 Matsunami Senshizu
2008年、澤千左子(松浪千壽)師に入門。
2017年、上方唄松浪流師範。
舞扇会(国立文楽劇場)、舞の会(国立劇場)、道頓堀川面舞台、NHKラジオ「邦楽のひととき」等に出演。
「津軽三味線をやりたい」と思ったのが高校生のとき。
しかしながら、周囲の反応は冷たいものでした。
「大阪で青森の三味線なんか習えるわけないやろ。三味線がやりたいなら、地歌やったら先生いてるで。」と言われ、
大学の邦楽部の見学に行っても、やはりそこでは地歌の三味線しかなく。
でも、違う。私がやりたいのは津軽三味線であって、地歌ではない!と、十代の私は思ったのでした。
その頃は、地歌の三味線の音色はいかにも地味で、曲調も退屈に思えたのでした。
2007年~2008年にアートユニットENに参加し、1時間ほどの物語に音楽をつけたとき、
自分の表現の引き出しの少なさに改めて気づかされました。
津軽三味線にはない表現方法であっても、伝統的な三味線音楽の他のジャンルには
もっと別の表現方法があるはずだと思い、他の三味線を勉強してみたいと思うようになりました。
ちょうどそんな頃に、澤千左子師と出会い、地歌三絃をやってみないか、と誘われました。
正直なところ、今でも地歌を聴くのはしんどいのですが、自分で演奏すると楽しいと感じます。
津軽三味線にはない間、色気、を取り入れたいと思います。
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